
オーダーの手引き
グラブはすべて手作りです。熟練した職人の手になるオーダー・グラブは工芸品のような風合いがあります。日本の選手は道具を大切にし、圧倒的に自分の気に入ったようにグラブをオーダーしたいという希望がありますが、なかなか自分がイメージするような指定をする事は難しいものです。オーダーの手引きに沿って各項目を選んでいただければ、自分がほしかったグラブのイメージが明確になります。用紙にあなたからのオーダーを書き込んでください。
1.オーダー用紙の選択
用紙はグラブ用とミット用の2種類があり、それぞれにプロオーダー用紙とコンボオーダー用紙の4種類があります。プロオーダーはプロ選手が使える品質という意味です。高校生は色の付いたグラブを規則上、公式戦で使用することができません。
下記のボタンをクリックしてオーダー用紙を印刷してください。
2.高校野球での制限
高校野球では使用グラブにいくつかの制限があります。まずグラブは一色であること、これにより表革、ビンディング、レーシング、スティッチングの色を一色で統一する必要があります。色も黒、レモン、橙、薄茶、珈琲の5色です。(色見本の#がついた番号は色番号です。)
※高校野球の公式戦認可色・・・5色

3.高校野球以外のオーダー
大学生、社会人はもちろん、プロ野球、準硬式、本格的な軟式野球、ソフトボールの選手はグラブの色に大きな制限はありません。自由で制限が無いようですが、ピッチャーには高校野球と同じように同一色という制限があります。グラブ表革への刺繍は許されています。ただし、刺繍の色で白、グレーは禁じられています。野手にはこの制限はありません。用紙では、野手の禁止色の指定はできないようになっています。安心して、サンプルカラーから選択してください。下記の色から表革色を選択してください。

4.イメージの強調
表革色を決めたら、レーシングの色を決めます。レーシングの色はグラブを個性的にします。同じ黒のグラブでも、レーシングを白にしたり青色にしたり赤色にしただけでも、個性的に変身します。さらにその色をビンディングに使うと、その個性は強調されます。もっとその色を強調したかったら、ウエルティングで、フィンガーラインと表革の甲側と手の平側の分岐ラインを強調します。ウエルティングは、はみ出しといわれる表革の革を綴じる役割をしています。ウエルティングには、革を切りっ放しにした革色そのままの「はみ出し」と、表革を出した「玉はみ」があります。「玉はみ」は色を選択できますが、「はみ出し」の指定は革の切りっ放しの革色です。レーシングのみで個性を少し強調するか、ビンディングやウエルティングに色を加えてもう少し強調するか、VやZコンボにしてさらに強調するかという順番になります。
レーシング・ウエルティング・ビンディングを下記の色から指定

5.イメージの具現化
手の甲側の色を決めます。単色の場合はプロオーダー用紙を、複数の色にしたいときにはコンボオーダー用紙を選びます。下記のグラブは、それぞれのイメージのサンプルです。単色でもビンディング、レーシングの色を変えると、ぐっと個性的になります。手の甲を複数色にするオーダーには人差し指と親指にV字のアクセントをつけたV-コンボと指を縞々にしたゼブラ模様のZ-コンボの2種類があります。どの種類にするかを決めます。

6.スティッチングで強調
革を縫い合わせる糸をスティッチングといいます。通常は表革の色と同じ糸でスティッチングしますが、この綴じる糸を変えることで、ファッショナブルなグラブになります。たくさん革の色を使う場合は同色にしたほうが無難です。単一色グラブでスティッチングだけ色を選ぶとか、レーシングの色と合わせるとか、ビンディングの色と合わせるといった使い方をします。
※最上段が糸の色、その下3段はその糸でスティッチしたサンプル

7.グラブの内革
グラブの内革も選びましょう。表革と同じ質の革を薄くなめした、A.アメリカン・カウ・ハイドと、B.ジェニン・レザーの2種類があります。Aはグラブが硬めに仕上がります。その分、丈夫に仕上がります。Bは柔らかい革なので、使い始めからグラブの開閉がAよりも容易です。一つのグラブで毎日の練習を行うなら丈夫なAをおすすめします。
A.アメリカ牛革

B.ジェニン・レザー

8.ウエブで仕上げ
イメージの仕上げはウエブです。オーダーグラブです。本来外野手用のウエブを内野手用にしてもいいし、外野手用のウエブを投手が使う事もできます。ただし、ウエブにはポジションごとに長年の進化があります。それも考慮して決めると良いでしょう。

9.刺繍を入れて最後の仕上げ
親指に名前を入れると盗難の防止にもなります。愛情こめてこだわりの背番号を○の中に入れるか、名前と同じ刺繍にするかを決めます。中指にチーム名(その他の言葉でも可)を入れても料金は同じ。あまり色々な色を使うとまとまりがなくなります。高校球児のグラブには内革の手の平に刺繍を入れることも可能です。


10.使い勝手のポイント
レーシングの手の平部分の綴じ方で、グラブにつく型が決まります。この綴じにより使用時間が長くなればグラブは自然に斜めに開閉されたり、まっすぐ親指と小指が合わさる形で開閉されるようになります。ウエブに向かって斜めに型をつけたければ順綴じ、親指を小指とあわせるようにポケットを深く使いたければ逆綴じがおすすめです。















